「『学びの転換』と言語・思考・表現」ー東北大学でのシンポジウム

学園祭のまっただ中で、学園祭会場近くの百周年記念会館でおこなわれました。この講演会は、東北大学が特色GPを獲得した経費によって企画され、三年目の今年が最終年度と言うことで、国際会議を開催したとのこと。詳しいプログラムは、下記に転載しますが、韓国やスタンフォード大学からも発表者が来た。これまで資料を読み込んでいた知識を前提にして海外の方と接すると、それが見事に違っていることがわかるのが楽しい。その話の中で、もっとも受けたのが、「FDってなに?」だった。

それはともかく、四名の報告者の中で、私が最初に、「大学における学びの変容とことばの教育」というテーマで、1990年代初めからの自身の取り組みと、大学改革の流れとを重ね合わせながら発表した。私自身の視点の変化も含めて、ことばの教育の核心は、人間のコミュニケーションをどう取り戻すかである、という発表をした。

参加者は、東北大学以外に、岩手大学、慶應義塾大学、桜美林大学、同志社大学、国語教育政策研究所などからも来られて50名程度であったが、5時間以上の間、みっちり議論をした。

主催者の挨拶は、ここから

私の発表スライドは、ここから

私の講演風景は、ここから見られる。

以下が当日のプログラムです。

テーマ:「『学びの転換』と言語・思考・表現」

日時:平成20年10月31日(金)13:00から17:30

場所:東北大学百周年記念会館・川内萩ホール(東北大学川内キャンパス)

13:00-13:10 開会挨拶

木島 明博(東北大学高等教育開発推進センター長)

13:10-13:45 基調講演1「大学における学びの変容とことばの教育」

筒井 洋一(京都精華大学人文学部教授)

13:45-14:20 基調講演2「韓国の教育政策(1945年以後)と大学における国語教育」

        安 平鎬(アン・ピョンホ)(誠信女子大学校文学部准教授)

14:20-14:35 休憩

14:35-15:10 基調講演3「学びの原点に立つ:Freshman seminar が提供するもの」

        松本 善子(スタンフォード大学アジア言語学部准教授)

15:10-15:45 基調講演4「強制教育から自立的学習へ」

        Charles Cabell(東洋大学文学部准教授)

15:45-16:00 休憩

16:00-17:30 パネルディスカッション

        パネラー:

          筒井 洋一(京都精華大学人文学部教授)

          安 平鎬(アン・ピョンホ)(誠信女子大学校文学部准教授)

      松本 善子(スタンフォード大学アジア言語学部准教授)

          Charles Cabell(東洋大学文学部准教授)

        コメンテーター: 浅川 照夫(東北大学高等教育開発推進センター教授)

        司会: 岡田 毅(東北大学大学院国際文化研究科教授)

17:30 閉会

        司会: 羽田 貴史(東北大学高等教育開発推進センター教授)

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