災害時にも学べる環境を作る大学とは?

昨年7月初めに西日本を襲った大雨は、「平成30年7月豪雨」と命名されているのを知った。

週末から月曜日までの雨量が大きかったが、私が担当する授業のある火曜日は平常に授業が行われた。

毎年大きな災害が起こることは今後は当たり前になるとすれば、日常の教育や仕事もそれに対応する必要がある。

もちろん、災害で休講になると、補講措置などの対応に迫られて、休暇期間が短くなったり、変則授業をすることになる。

でも、重要なのは、災害がおこった後の補填をどうするのかではなく、そうした災害があっても学べる環境を整えることだと思う。

そもそも学校や大学に通学しないと教育ができないという前提になっているから補講措置が必要なだけであって、通学しなくても可能な方法を考えることが、未来の教育の先陣を切ることになる。

特に、交通が不便であったり、遠隔地にある場合には、早めに切り替えることによって、未来を先取りできる。

そういうことを提案すると、
「うちにはお金がないから無理です」
「環境を整備しても、教員が対応できないので無理です」
とか否定的な反応が返ってくる。

こういう時にやれることは二つ。
一つは、役所や企業が進める先端プロジェクトを導入して環境を変える中で、人的文化的な改革を進めること。

もう一つは、より長期的な視点を持って、徐々に改革を進めていくこと。役職者の任期が終わっても、改革を継続すること。

いずれの道にしても、未来を今よりもよくしたいという共通の思いがある。

諦めないで、この気持を持ち続けること。そして、年輩であっても、いつまでも青いままで生きることを肝に銘じたいと思う。

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