10月末に、京都・西陣にある「町家スタジオ」で、「もてなしーつながるー新しい価値」というテーマで、ワールドカフェ・コミュニティー・ジャパンの京都ツアーを開催しました。
開催の概要は、このサイトにアップされています。振り返りを兼ねて、現在制作中の京都ツアーのサイトに今後アーカイブしていきます。それと並行しながら、私が担当した二日目のオプショナルツアーであった、「ラジオカフェで番組を制作しよう」について報告します。
出演チームは、のりこさん、均ちゃん、花ちゃん、ひらりん、てんけいさんの五名で、ディレクターは高田さんと私でした。前日に、集まった時には初めて番組を作るので誰もイメージができないようで、ちょっとどうなるのか心配でした。
でも、現職のラジオディレクターである高田さんが「あまり細かく考えないで出たこと勝負でやりましょう」というようなことを言ってくれたので、皆さん気持ちが楽になったようでした。(しかし、打ち合わせ時間には高田さんが来られない可能性もあったので、私自身は内心本当に大丈夫かと思っていました。)
翌日、妙心寺退蔵院で朝禅済ませたメンバーは、実に陽気にラジオカフェに集まってきました。ラジオ局の施設を案内した後、すぐに打ち合わせに入りました。短時間でしたが、さすがワールドカフェの体験者であったり、ファシリテーションの専門家ばかりが集まったので、あちこち話題は飛びながらも、収録間近になると、「さあ、やろうか!」という雰囲気でブースに入っていきました。
ディレクターとの簡単な打ち合わせの後、さあ本番です。均ちゃんが番組タイトル「ワールドカフェをやってみよう」をがなってはじまると思ったら、ディレクターが慣れない機材のため失敗。気を取り直して、再開しました。そして、途中で止まることなく、本番を一発で決めるという凄腕メンバーでした。
内容自体は、ワールドカフェをまったく知らないリスナーを対象にした実にやさしい解説から入り、体験者の方がこれまでの経験を話しながら、最後は、昨日町家で行ったワールドカフェのそのままを語ってくれました。とても素人とは思えないパーソナリティーののりこさんの技に誘われたように、簡潔に、また時々均ちゃんの笑いも入れて、20数分の番組が完成した。
終了直後のメンバー同士のハイタッチはもちろんですが、町屋に戻った後にも、再度おこなったワールドカフェでは、番組の体験を熱っぽく語っていました。
おそらく本格的なワールドカフェ番組がラジオで放送されたのはこれが初めてだと思う。記念すべき企画でした。その後の広がりも期待できます。そのときには、またお伝えします。