【アクティブ・ラーニングの現場:大学編】 【金沢工業大学】

【アクティブ・ラーニングの現場:大学編】
【金沢工業大学】
【自分の固定観念が完全に壊されました】

3月半ばに、金沢工業大学に行ってきました。
学外に向けて授業公開したいし、学外の方にも授業を手伝ってほしいという教員がおられて、私の本を読んで一度お会いしたいとのことでした。

筒井 洋一、山本 以和子、大木 誠一編著
『CT(授業協力者)と共に創る劇場型授業―新たな協働空間は学生をどう変えるのか』
東信堂、2160円
http://amzn.to/1RPt9KS

授業公開することにまったく違和感を持たない教員に会ったのは本当に久しぶりでした。
私の授業にも関わっていただいた
坂本祐央子さんが授業に関わるとのことで、これはまずはお会いしたいと思いました。 2016-03-14 19.01.10

お会いしてわかったのは、私の書籍を実に丁寧に読んでいただいていることです。さらに、ご自分が授業を公開する場合にはどうすればいいのかについても事前に検討されていることです。これはきっとうまくいくと思います。この授業については、遠方からですが、今後も側面から関わっていこうと考えています。

打ち合わせが終わってから、学内をじっくり案内してもらったのですが、私はこの大学にかなり偏見を持っていたことがわかりました。理科系の大学で、理事会のトップダウンが強くて、教員の自主性が弱いという偏見です。

たしかにトップダウンは強いようですが、経営者の目線が学生や市民の自発性を広げることにあります。学生が授業外で提案したプロジェクトを実現するためにスペースを提供したり、支援を惜しまない姿には感動しました。

夢工房は既に有名ですが、LPレコードを全国から寄贈を受け付けて、一般にも開放していたり、学生が学外のあらゆる場所でバイトやインターンをおこなっていたりして、日常生活の中でも学生が成長できる仕組みがあちこちに組み込まれています。

全国から視察が絶えないですが、この大学を超える大学はその後も生まれていません。ある部分だけ切り取って導入してもだめで、もっと根本的な枠組みを導入しないと追いつけないのでしょう。また、たとえ少しは差が縮まったとしても、さらに先を進んでいる感じがします。

私の頭を殴られたような気がしましたが、それを体験させて頂いたことがとてもありがたかったです。2016-03-14 15.54.03 2016-03-14 15.46.082016-03-14 15.53.24

カテゴリー: アクティブ・ラーニング, 大学 パーマリンク

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